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インフルエンザ

インフルエンザウィルスを病原とする気道感染症。A,B,Cの3型があり、流行的な広がりを見せるのはA型とB型。表面に赤血球凝集素(HA)とノイラミニダーゼ(NA)という多くの亜型を持つ糖蛋白が存在、これらの様々な組み合わせを持つウィルスが、ヒト、ブタ、トリなどの宿主に広く分布。人獣共通感染症として動物由来の亜型ウィルスがヒトの世界にも侵入する。同一の亜型内でも、突然変異によりHAとNAの抗原性は少しずつ変化。感染の際に獲得された免疫から逃れる抗原変異株ウィルスが生き残り、毎年のように流行を繰り返す。

インフルエンザ予防

他のかぜ(普通感冒)にくらべて極めて危険で、65歳以上の高齢者、乳幼児、妊婦や、種々の基礎疾患や免疫低下により、重篤な合併症や死の危険性が増加する。疲労、睡眠不足、ストレスや、病院など人混みを避けることによる予防が肝心。ワクチンが効果がないことは、前橋市医師会の学童に対する調査研究で証明済みで、これを否定する調査研究はない。副作用も発熱が4.8%、1997年末までに厚生省が認定した死亡や重い後遺症の被害者は187人。
効果があるとする研究報告は数多く出されているが、そのほとんどは小規模の血中抗体価だけで断定していて、実際上の感染予防効果と発病阻止効果と重症化阻止効果を大規模のRCT(無作為対象試験)という方法で証明すべきとする国際的スタンダードに反し、当てにはなりません。乳幼児に対する予防接種の効果については、厚生省が「不明」としており、平成12年度厚生科学研究費補助金(新興・再興感染症研究事業)研究報告書「乳幼児に対するインフルエンザワクチンの効果に関する研究」は、インフルエンザ様疾患(39.0℃以上)に対するワクチン接種の有効性については、1-5歳の幼児では接種するとかかるリスクは0.72倍(つまり30%ほどは有効)になるが、1歳未満の有効性は明らかでなかった、と報告しました。インフルエンザワクチンの効果は悪く、十分な効果を上げるには「過去にインフルエンザに自然感染している必要がある」と結論づけられます。

インフルエンザワクチンについて
ワクチン非接種地域におけるインフルエンザ流行状況(カンガエルーネット)

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